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「ふるさと納税のお米、去年より高くない?」

今年、申し込み画面を開いてそう感じた方は多いと思います。私もそうでした。去年まで2万円台で20kgだった品が、3万円台後半になっていたからです。

ただ、感覚だけでは判断できません。そこで、2021年から6年分の寄付履歴を全部開いて、お米のkg単価を計算しました。

結論から書くと、高かったのは2025年で、いまはそこから4割ほど下がっています。ただし6年前の水準には戻っていません。

この記事では、実際の申込画面に残っている寄付額と内容量から、寄付額÷kgの単価を年ごとに並べます。同じ町の同じお米が22,000円から38,000円になった実例も載せます。

なお、お米の品ぞろえが1年でいちばん多いのは新米が出そろう9月から10月です。年末は人気の品から受付終了が並びます。今年の分を決めるなら、いまが選びやすい時期です。

📋 この記事でわかること

  • 6年分の寄付履歴から出した、お米のkg単価の推移
  • 同じ自治体の同じお米が22,000円→38,000円になった実例
  • 2026年10月1日の改正で、お米はどうなるのか(公式発表の確認結果)
  • いま申し込むときに確認すべき3点

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読者読者

去年と同じお米を頼もうとしたら、寄付額が上がっていました。今年はやめたほうがいいのでしょうか。

fufufufu

上がったのは事実です。ただ、いちばん高かったのは去年で、今年は少し戻っています。6年分の数字を並べたので、判断の材料にしてください。


結論:2025年がピークで、いまは4割ほど下がっています

先に数字だけ出します。すべて寄付額 ÷ 内容量(kg)で計算した単価です。

時期 kg単価 状況
2022〜2023年 500円台 6年でいちばん安い
2024年 約1,050〜1,100円 2倍に
2025年 1,900〜2,000円 ピーク
2026年9月 1,150円 ピークから約4割減
ふるさと納税のお米のkg単価が2021年から2026年9月までどう動いたかを示す棒グラフ

2025年の2,000円が天井でした。そこから2026年9月には1,150円まで戻っています。

ただし、2022年の500円台には戻っていません。まだ2倍以上です。「安くなった」と「安い」は別の話なので、そこは正直に書いておきます。

それでも、去年頼むのをためらった方には、今年のほうが条件は良くなっています。

【公式】ふるさとチョイスでお米の寄付額を見る

今の寄付額を見るだけなら、申し込まなくても確認できます


6年分の寄付履歴から出した、お米のkg単価

計算の前提:「寄付額 ÷ kg」で統一しています

先に断っておきます。この記事に出てくる寄付額は、すべてお米の返礼品の分だけです。1年間の寄付額の合計ではありません。

そのうえで、この記事の単価は「寄付額 ÷ 内容量」です。お米の市場価格ではありません。

ふるさと納税は自己負担2,000円を除いて税金が戻る仕組みなので、寄付額をそのまま買い物の金額として比べることはできません。ただ、同じ物差しで年ごとに並べれば、返礼品の条件がどう動いたかは見えます。

上限額の考え方そのものは ふるさと納税の上限額、早見表に自分の家族構成がない人の調べ方【子ども3人の実例】 に書きました。

2021〜2023年:500〜733円だった時期

年月 自治体 返礼品 寄付額 内容量 kg単価
2021/06 岡山県吉備中央町 コシヒカリ(11,000円につき15kg) 55,000円 75kg 733円
2022/04 佐賀県上峰町 【数量限定】さがみのり20kg 50,000円 100kg 500円
2023/01 茨城県つくばみらい市 米3種食べ比べ 精米20kg 50,000円 100kg 500円
2023/10 宮崎県五ヶ瀬町 新米こしひかり15kg 50,000円 75kg 667円

⚠️ 500円の2件は、どちらも「数量限定」「2,500セット限定」と書かれた品でした。常にこの水準だったわけではありません。ただ、10,000円で20kgという枠が実際に存在していたのは事実です。

この頃は、寄付額の大半をお米に使っても家計が回りました。あのとき多めに頼んでおけばよかった、といまは思います。

2024年:1,050〜1,100円に上がった

年月 自治体 返礼品 寄付額 内容量 kg単価
2024/07 北海道妹背牛町 プレミアム北彩香(ななつぼし)白米20kg 21,000円 20kg 1,050円
2024/07 北海道沼田町 特Aランク ななつぼし 精米20kg 22,000円 20kg 1,100円

2年で2倍です。10,000円で20kgだった枠は消えて、20kgに2万円台が必要になりました。

この年はまだ「そういうものか」と思って申し込んでいます。上がっている実感はありませんでした。

2025年:2,000円でピークをつけた

年月 自治体 返礼品 寄付額 内容量 kg単価
2025/03 滋賀県東近江市 近江ブレンド米 10kg 20,000円 10kg 2,000円
2025/05 熊本県甲佐町 『甲佐の輝き』20kg 38,000円 20kg 1,900円

ここが天井でした。2022年の4倍です。

甲佐町の返礼品名には 「価格改定ZL」 という文字が入っていました。自治体側が寄付額を上げたことが、品名にそのまま残っていたわけです。

2026年9月:1,150円まで戻った

年月 自治体 返礼品 寄付額 内容量 kg単価
2026/03 北海道沼田町 特Aランク ななつぼし 精米20kg【5月発送】 38,000円 20kg 1,900円
2026/09 福岡県赤村 令和7年産 夢つくし(精米)10kg 11,500円 10kg 1,150円

今年の3月と9月で、単価が4割違います。同じ年の中で、これだけ動きました。

ここ2年で申し込んだ品は1,900〜2,000円/kgが続いていました。そこに1,150円の品が出てきたので、申し込みました。

いまの相場も自分で確認できます。ただし「寄付額の安い順」で並べ替えるだけでは比較になりません。この記事を書くときに実際にやって、つまずいた点を後の章で手順にしました。


同じ町の同じお米が、22,000円から38,000円になりました

数字の中で、いちばんはっきりしているのがこれです。

沼田町と妹背牛町で同じ品名の寄付額が1.7倍前後に上がったことを示す比較図

北海道沼田町「特Aランク ななつぼし 精米20kg」

申込時期寄付額内容量kg単価
2024年7月22,000円20kg1,100円
2026年3月38,000円20kg1,900円

同じ自治体・同じ品名・同じ内容量で、1.73倍。

内容量は変わっていません。品名も同じです。寄付額だけが16,000円上がりました。

「品質が上がったから」でも「量が増えたから」でもありません。同じものを受け取るのに必要な寄付額が上がったということです。

妹背牛町でも、同じことが起きていました

沼田町だけの話ではありません。

2024年7月に申し込んだ北海道妹背牛町の「プレミアム北彩香(ななつぼし)白米20kg」は、寄付額21,000円でした。1,050円/kgです。

同じ品名の品を2026年9月11日にふるさとチョイスで確認したところ、単発の受付はなくなり、20kg×3か月の定期便105,000円だけが残っていました。1回分に直すと35,000円、1,750円/kgです。

21,000円が35,000円。1.67倍です。沼田町の1.73倍とほぼ同じ動きでした。

⚠️ こちらは定期便からの換算なので、沼田町ほど厳密な比較ではありません。それでも、2つの自治体で同じ幅の値上がりが起きていたことは言えます。

「価格改定」と返礼品名に書かれていた

もうひとつ、わかりやすい例があります。

2025年5月に申し込んだ熊本県甲佐町のお米は、返礼品名に 「価格改定ZL」 という文字列が入っていました。

自治体が寄付額を改定した履歴が、管理用の記号として品名にそのまま残っていたのだと思います。申込画面でこれを見たときは、値上げの現場に立ち会っているようで少し驚きました。

読者読者

値上がりしているのに、なぜ毎年申し込んでいるのですか。

fufufufu

家族5人分のお米は、ふるさと納税を使わなくても買うものだからです。上がったのはお米の相場そのもので、スーパーでも同じことが起きています。


正直に書きます:お米の値上がりは、ふるさと納税だけの話ではありません

ここまで読むと「ふるさと納税が改悪された」と感じるかもしれません。でも、それは正確ではありません。

寄付額が上がった時期は、スーパーでお米を買う金額が上がった時期と重なっています。我が家の買い物でもはっきりわかりました。ふるさと納税の寄付額は、その後を追って改定されたのだと思います。

だから、「ふるさと納税だから損をした」わけではありません。お米を買う金額が上がった以上、返礼品の寄付額が上がるのは自然なことです。

そのうえで、いま判断材料になるのは次の2点です。

  1. 2026年9月の水準は、2025年のピークより約4割低い
  2. ただし、2022年の水準には戻っていない

私は「去年は高くて見送った」という選び方はしませんでした。2025年も3月と5月の2回、いちばん高い時期に申し込んでいます。家族5人分のお米は止められないからです。

買うものが決まっているなら、価格が下がった年に多めに確保しておく。これが6年やって出た結論です。

【公式】ふるさとチョイスでお米を探す

寄付額の並べ替えができるので、kg単価の比較は5分ほどで終わります


2026年10月1日の改正で、お米はどうなるのか

10月1日にふるさと納税の制度が変わります。「その前に急いだほうがいい」という話をよく見かけるので、公式発表を確認しました。

結論:お米は掲載終了リストに入っていません

ふるさとチョイスが公表している影響一覧(2026年9月5日時点)で、掲載終了や内容変更の可能性があるとされているのは次のジャンルです。

影響を受ける可能性があるジャンル
美容・健康家電
化粧水・乳液
ウイスキー・ワイン
おせち
牛タン・羊肉
鮭・サーモン
チョコレート

お米・肉・日用品といった定番ジャンルは、このリストに入っていません。

改正の中身は地場産品基準の厳格化です。「その土地で作られたと言えるか」の判定が厳しくなるもので、産地が明確なお米は影響を受けにくい分類になります。

⚠️ 「10月からお米が減る」「急がないと損をする」とは書けません。公式もそう言っていないからです。この記事では事実として、そう書いておきます。

改正の影響を受けやすいジャンルについては ふるさと納税おすすめ返礼品2026【食品・日用品ランキング】 の注意ボックスにまとめています。

では、9月に申し込む理由はあるのか

制度改正ではなく、お米そのものの事情があります。

時期 何が起きるか
9月〜10月 新米が出そろう。品ぞろえが1年でいちばん多い
11月〜12月 駆け込み寄付が集中し、人気の品から品切れになる
12月31日 年内の寄付枠の締切

お米は在庫のある返礼品です。12月に人気の自治体から順に「受付終了」が並ぶのは毎年のことです。

実際、今回申し込んだ福岡県赤村の品は 「3〜5営業日以内に出荷」 と書かれていました。在庫を持っている自治体は動きが速く、こうした品は早い時期ほど選べます。

つまり、10月以降に気をつけるのは制度ではなく在庫です。制度改正でお米が消えることはありませんが、単価の安い品から順に受付終了になります。

私が2026年9月に1,150円/kgの品を申し込めたのは、単に早かったからです。同じ品が12月に残っている保証はありません。

読者読者

12月にまとめて申し込もうと思っていました。

fufufufu

枠が余っているなら12月でも間に合います。ただ、お米に限ると選べる品は減ります。上限額の中で「お米はここまで」と先に決めておくと動きやすいです。


お米を選ぶときに確認する3点

6年で24回申し込んで、見るポイントは3つに絞られました。

① kg単価を計算する(寄付額 ÷ kg)

いちばん効きます。

同じ20kgでも、寄付額は22,000円から40,000円近くまで幅があります。「◯◯円で20kg」という表示のままでは比べられません。寄付額をkgで割るだけで、横並びになります。

📌 我が家が実際に申し込んだ単価

  • 500〜733円/kg … 2021〜2023年。数量限定品を含む
  • 1,050〜1,100円/kg … 2024年
  • 1,900〜2,000円/kg … 2025年〜2026年3月
  • 1,150円/kg … 2026年9月

迷ったら、kg単価が1,200円を切っている品から見る。これが今年の基準です。

検索結果を上から見ても、安い品は見つかりません

ここは実際にやって分かったことです。

ふるさとチョイスで「米 20kg」と検索し、寄付額の安い順に並べても、比較にはなりませんでした。理由は2つあります。

つまずく理由 何が起きるか
「選べる容量」の品が多い 2kgから20kgまで1ページにまとまっており、一覧には最小容量の寄付額が表示される。2,360円と出ていても20kgの値段ではない
キーワードに関係ない品が混ざる 「20kg」で引っかかるため、薪などお米以外の品も並ぶ

一覧の寄付額は、そのままkg単価の材料にはなりません。

実際に使える手順は3つです

📌 kg単価の安い品にたどり着く手順

  1. 「米 20kg」で検索し、寄付額の範囲を20,000〜30,000円に絞る
    20kgで3万円を超えると1,500円/kgを上回ります。上限を切っておくと候補が減ります
  2. 気になった品は個別ページを開き、容量を20kgに切り替える
    ここで初めて本当の寄付額が出ます。一覧の金額は当てになりません
  3. その金額を20で割る
    1,200円を切っていれば、2026年の水準では安いほうです

3つの品でこれをやれば、その時点の底値の感覚がつかめます。5分ほどで終わります。

状況別に、どこから見るか

あなたの状況 見るもの 理由
とにかく単価を下げたい 20kgの一括発送 1回あたりの量が多いほどkg単価は下がる
置き場所がない 10kgを複数回 単価は上がるが、玄関が埋まらない
毎月決まった量がほしい 定期便 発送月を自分で管理しなくて済む
銘柄にこだわりがある 産地の単発品 単価は高くなる。ここは割り切る
5自治体に収めたい 1自治体で大きめに寄付 確定申告をしなくて済む

② 定期便か、一括発送かを確認する

ここは私が失敗しています。

2023年に100kg分を申し込んだとき、発送月を分ける手続きをしていませんでした。結果、玄関にお米が積み上がり、置き場所に困りました。5人家族でも、100kgは一度に置けません。

そして、発送月を指定できない自治体もあります。過去8件を確認したところ、こうなっていました。

発送の指定 実際の自治体
⭕ 指定できた 吉備中央町(申込時のアンケート欄)/沼田町(発送月を選択)/つくばみらい市
🔺 月は選べるが日は選べない 妹背牛町(1月発送を指定)/甲佐町
❌ 指定できない 上峰町(申込後1〜2か月)/五ヶ瀬町(案内なし)/東近江市(決済から1か月ほど)

8件のうち3件は、そもそも指定する欄がありませんでした。

なので、申し込む前に返礼品ページの「配送」「発送時期」の欄を必ず開いてください。そこに何も書かれていなければ、指定できないと考えたほうが確実です。

置き場所に不安があるなら、10kgを複数回に分けて申し込むほうが安全です。私はいま、その形にしています。

③ 精米か玄米か、産年はいつか

同じ寄付額でも、玄米のほうが量は多くなります。ただ、家に精米機がなければ玄米は扱えません。

産年も見てください。「令和7年産」と書かれていれば新米です。秋から冬にかけては、前年産と新米が同時に並ぶ時期があります。

【公式】ふるさとチョイスで新米の寄付額を見る

お気に入り登録だけしておけば、寄付は後からでもできます

お米以外の返礼品も含めた選び方は ふるさと納税おすすめ返礼品2026【食品・日用品ランキング】 に、実際に申し込んだ品だけでまとめています。


寄付先が多いと確定申告が必要になります

最後に、手続きの話をひとつだけ。

ワンストップ特例が使えるのは、1年間の寄付先が5自治体までです。6自治体目からは確定申告が必要になります。

私は2026年に8自治体へ寄付しているので、確定申告をします。お米で単価の安い自治体を探していくと、自然と寄付先が増えるからです。

⚠️ 数を優先するなら、申告の手間も込みで考える
単価の安い品を探すほど、寄付先は増えます。5自治体に収めたいなら、1自治体あたりの寄付額を大きくして件数を絞る形になります。どちらが良いかは、確定申告に抵抗があるかどうかで決まります。

5自治体以内に収める場合の手続きは ふるさと納税ワンストップ特例の申請手順【会社員が確定申告なしで完結】 にまとめています。上限額そのものの調べ方は ふるさと納税の上限額、早見表に自分の家族構成がない人の調べ方【子ども3人の実例】 に書きました。


まとめ:2026年9月は、去年より条件は良くなっています

6年分を並べて出た結論です。

内容
いちばん高かった年 2025年(1,900〜2,000円/kg)
いまの水準 2026年9月に1,150円/kg。ピークから約4割減
ただし 2022年の500円台には戻っていない
10月の改正 お米は掲載終了リストに入っていない
選び方 寄付額÷kgで比べる。1,200円/kgを切れば安いほう
注意点 発送月を指定できない自治体がある。置き場所を先に決める

「値上がりしたから今年はやめる」という判断は、私はしませんでした。家族5人分のお米は、ふるさと納税を使わなくても買うものだからです。

それより、寄付額÷kgを計算して、安い年に多めに確保する。この一手間のほうが効きます。

去年、申し込み画面を閉じた方へ。今年の数字は、去年とは違います。

やることは3つだけです。「米 20kg」で検索し、寄付額を20,000〜30,000円に絞り、個別ページで容量を20kgにして20で割る。1,200円を切っていれば、今年の中では安いほうです。

【公式】ふるさとチョイスで今年のお米を確保する

今年の上限額がまだ分からない方は、寄付の前に 上限額の調べ方 を先に見てください

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