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「災害が起きたら、避難所に行けばいい」

そう思っていませんか。我が家もそうでした。でも調べていくうちに、多くの人にとって現実的なのは「自宅で過ごす」ことだと分かってきました。

理由はシンプルです。避難所の収容人数には限りがあり、住民全員が入れるわけではありません。自宅が倒壊を免れていれば、そのまま自宅で生活を続ける「在宅避難」が選択肢になります。感染症対策やプライバシーの面でも、自宅のほうが過ごしやすいという声もあります。

最初に正直にお伝えします。我が家はまだ、これから紹介する備えを揃えられていません。 防災を後回しにしてきた反省から、「在宅避難には何が必要なのか」を本気で調べました。同じように「そのうちやろう」と思っている方に向けて、調べた内容を正直にまとめます。

📋 この記事でわかること

  • 在宅避難で必要になる5つの備え(優先順位つき)
  • 5人家族の場合、それぞれどのくらいの量が必要か
  • 「まず何から買えばいいか」の現実的な順番

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結論:在宅避難で必要なのは「トイレ・水食料・電気」の順

調べた結果、優先順位はこうなりました。

優先度 備える物 理由
1位 携帯トイレ 断水すると数時間で困る。代替手段がない
2位 水・食料 3日〜1週間分。生命維持に直結
3位 電気(ポータブル電源) 情報収集・冷蔵庫・照明。あると生活の質が激変
4位 調理手段 温かい食事は心身の回復に効く
5位 衛生用品・その他 セットでまとめて確保が効率的

意外だったのがトイレが1位という点です。「水と食料が最優先」と思い込んでいましたが、調べてみると理由は明確でした。順に解説します。


①携帯トイレ:断水したら数時間で困る

在宅避難で最初に直面する問題が、トイレです。

地震で断水すると水が流せません。マンションでは、下水管が破損している状態で流すと下の階に汚水が逆流する恐れがあるため、水が出ても流してはいけないケースがあります。

人は1日に平均5回前後トイレに行くと言われます。5人家族なら1日25回。3日で75回分の携帯トイレが必要という計算です。

⚠️ 水と食料は数日なら我慢や代替がききますが、トイレは待ってくれません。そして被災後、真っ先に売り切れるのも携帯トイレです。備蓄の優先順位として1位に置く理由がここにあります。

携帯トイレには「既存の便器にかぶせて使うタイプ」と「便器自体が使えないとき用の簡易便座タイプ」があります。防災グッズ大賞を2年連続で受賞しているスツーレは、普段はインテリアに馴染むデザインで置いておける「フェーズフリー」という考え方の製品です。防災用品を押し入れの奥にしまい込むと、いざというとき出てこないので、この発想は理にかなっていると感じました。

【スツーレ】普段使いできる防災トイレを見てみる

②水・食料:5人家族で「水105L・105食」が1週間分の目安

政府広報では、最低3日分・できれば1週間分の備蓄が推奨されています。5人家族に必要な量を計算すると次のとおりです。

品目 計算式 3日分 1週間分
1人1日3L×人数×日数 45L 105L
食料 1人1日3食×人数×日数 45食 105食

「105L」と聞くとぎょっとしますが、2Lペットボトル53本分(=1箱6本入りで9箱)です。押し入れやベッド下に分散して置けば、意外と収まります。

💡 「そんなに置く場所がない」という方へ:上の数字はあくまで大人5人で計算した最大値です。小さなお子さんがいる場合は大人の7割程度で見積もっても構いません。

さらに現実的なのがローリングストックという方法。麦茶やミネラルウォーター、レトルトカレー、缶詰など「普段から食べている・飲んでいるもの」を少し多めに買い置きし、古いものから消費して買い足していく仕組みです。専用の非常食を減らせるので、保管スペースも予算も抑えられます。

アレルギー対応の非常食という選択肢

非常食を選ぶとき、見落としがちなのが食物アレルギーです。避難所の炊き出しや配給では、アレルギー対応食が手に入らないことがあります。お子さんや家族にアレルギーがある場合、自宅に備蓄しておくことの意味はさらに大きくなります。

安心米(アルファー食品)は、特定原材料等28品目を使用していないアルファ米です。お湯なら15分、水でも60分で食べられる状態になります。1,600円送料込みの3種お試しセットがあるので、「非常食を実際に食べてみて口に合うか確認する」という使い方ができるのは合理的だと感じました。

💡 非常食は「買う前に一度食べてみる」のが鉄則。いざというとき「家族が食べられなかった」では備蓄の意味がありません。特に子どもは味に敏感なので、少量のお試しセットで試してから本格的に買い揃えるのが失敗しない方法です。
【安心米】アレルギー対応の非常食お試しセットを見る

③電気:ポータブル電源があると在宅避難の質が変わる

停電時、スマホの充電が切れると情報が入ってこなくなります。夏なら扇風機、冬なら電気毛布が使えるかどうかで、体力の消耗が大きく変わります。冷蔵庫を一時的にでも動かせれば、食材を無駄にせずに済みます。

ポータブル電源の主要ブランドは複数ありますが、代表的なのが次の2つです。

ブランド 特徴
Jackery(ジャクリ) 国内シェアが高く、製品ラインナップが幅広い。情報が多く選びやすい
BLUETTI(ブルーティ) 大容量モデルに強く、拡張バッテリー対応の製品が多い

どちらも近年の主力モデルはリン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)を採用しています。従来型より熱に強く、充放電の寿命も長いとされる方式で、家に長期保管する防災用途とは相性がいい特性です。

容量の目安は、5人家族の在宅避難なら1000Wh前後。スマホ充電・照明・扇風機に加えて、冷蔵庫の一時運転までカバーできる水準です。

【Jackery】ポータブル電源のラインナップを見る
【BLUETTI】大容量モデルを比較してみる

※BLUETTI公式サイトでは、クーポンコード「AFF1000」で全商品1,000円OFFになるオファーが用意されています(最新の条件は公式サイトでご確認ください)。

💡 必要な容量のざっくり計算方法:使いたい家電の消費電力(W)× 使いたい時間(h)= 必要なWh数です。例えばスマホ5台分の充電(計約100Wh)+LEDランタン2つを8時間(約80Wh)+冷蔵庫の間欠運転8時間(約400Wh)で、合計580Wh程度。変換ロスを考えて公称容量の8割で見積もると、5人家族なら1000Whクラスが安心ラインという計算になります。

④調理:電気がなくても「温かいごはん」を作る方法

被災生活で意外と効くのが、温かい食事です。冷たい非常食が続くと、体だけでなく気持ちも消耗します。

カセットコンロがあれば湯沸かしや簡単な調理はできますが、「炊きたてのごはん」となると難易度が上がります。そこで見つけたのが、タイガー魔法瓶の魔法のかまどごはんです。

これは電気もガスも使わず、新聞紙だけでごはんが炊けるという土鍋タイプの炊飯器具です。創立100周年記念モデルとして開発された製品で、燃料は新聞紙1部程度。停電・ガス停止の状況でも、白米を炊くことができます。

普段はキャンプやアウトドアでも使えるので、「防災専用にしまい込まない」タイプの道具として面白い選択肢だと感じました。

【タイガー】新聞紙で炊ける「魔法のかまどごはん」を見る

⑤その他の備え:セットでまとめると早い

ここまでの4つに加えて、細々とした必需品があります。

  • 懐中電灯・ランタン(1人1つが理想)
  • 携帯ラジオ(スマホの電池を温存するため)
  • 救急セット・常備薬
  • ウェットティッシュ・体拭きシート(入浴できない期間用)
  • 軍手・レインコート・ホイッスル
  • 除菌・消臭グッズ(断水時の衛生管理用)

これらを1つずつ選んで買い揃えるのは、正直かなり面倒です。「何から始めていいか分からず結局やらない」という状態に陥りやすいのがここ。セット商品でまとめて確保してしまうのが現実的だと思います。

防災士が厳選した39点セットは、楽天ランキング1位の実績がある防災グッズセットです。基本のアイテムが一通り揃っているので、「まず土台を作る」用途に向いています。

【防災士厳選】39点セットの中身を確認する

「在宅避難」に特化したセットという選択肢

防災セットの多くは「避難所への持ち出し」を前提にリュック型で作られていますが、この記事のテーマである在宅避難を前提にしたセットを探しているなら、クラシドの在宅避難セットも候補になります。創業148年・防災士や災害備蓄管理士が監修しているブランドで、「被災者の約7割は在宅避難」という考え方のもと、自宅で過ごすことを想定した商品構成になっています。

【クラシド】在宅避難セットの中身を見てみる

※「防災士厳選39点セット」は避難所への持ち出しも意識したリュック型、クラシドの「在宅避難セット」は自宅で過ごすことに特化した構成という違いがあります。目的に合わせて選んでみてください。

衛生管理は見落としがち。除菌・消臭グッズも忘れずに

断水すると入浴やトイレの度に手を洗うことも難しくなります。地味ですが、除菌・消臭グッズは体調管理に直結する備えです。チャーミストの防災用セットのような除菌消臭剤は、水を使わずに衛生を保てる手段として、携帯トイレやウェットティッシュと並べて備蓄しておく価値があると感じました。

【チャーミスト】除菌消臭剤の防災用セットを見る

「全部いっぺんに」は無理。順番に買えばいい

ここまで5つ紹介しましたが、全部揃えると10万円前後になります。一度に出すには重い金額です。

我が家もそうですが、月単位で分けて買えば負担は現実的な範囲に収まります。

時期 買うもの 目安金額
1ヶ月目 携帯トイレ+水・食料の3日分 1〜2万円
2ヶ月目 防災グッズセット 1〜2万円
3ヶ月目 備蓄を1週間分に増量 1〜2万円
4ヶ月目以降 ポータブル電源・調理器具 5〜10万円
💬 正直な現在地:我が家はまだ、この表の1ヶ月目にも着手できていません。ただ、調べてみて「トイレが最優先」という順番を知れたのは大きな収穫でした。全部揃えようと考えるから動けなくなるのであって、まずは携帯トイレだけでも買っておく——そのくらいの一歩から始めようと思っています。

よくある質問

Q. 在宅避難と避難所、どちらを選ぶべきですか?

A. 自宅の安全が確認できるなら在宅避難が基本です。自治体も「自宅が無事なら在宅避難を」と呼びかけているケースが増えています。ただし建物に倒壊の危険がある、火災の恐れがある、津波・浸水の危険がある場合は迷わず避難所へ向かってください。

Q. 在宅避難でまず何を買えばいいですか?

A. 携帯トイレです。断水すると数時間で困り、他に代替手段がありません。5人家族なら1日25回分、3日で75回分が目安です。次に水・食料の3日分、その後で電気(ポータブル電源)という順番が現実的です。

Q. 携帯トイレはどれくらい備蓄すればいいですか?

A. 1人1日5回として計算します。5人家族なら1日25回分、3日で75回分、1週間で175回分です。多く感じますが、断水が長引いたときに「足りない」となる事態は避けたいところ。まず3日分から始めて、徐々に増やすのが現実的です。

Q. マンションでも在宅避難はできますか?

A. できますが、注意点があります。高層階はエレベーター停止で物資の運搬が困難になること、断水時に水が出ても排水管が破損していると下階に汚水が漏れる恐れがあることです。管理組合の指示に従い、排水の可否を確認してから使用してください。

Q. 備蓄品の置き場所がありません。どうすればいいですか?

A. 分散収納とローリングストックで解決できます。押し入れ・ベッド下・玄関収納などに分けて置けば1か所の負担が減ります。また、普段から食べている缶詰やレトルト、飲料を多めに買い置きして古いものから消費すれば、専用の備蓄スペースを最小限にできます。


まとめ:在宅避難は「トイレから」始める

  • 避難所に入れるとは限らない。自宅で過ごす「在宅避難」が現実的な選択肢
  • 優先順位は①トイレ ②水・食料 ③電気 ④調理 ⑤その他
  • トイレが最優先。断水すると数時間で困り、代替手段がない
  • 5人家族の1週間分は水105L・105食。3日分なら半分以下
  • 非常食は「買う前に一度食べてみる」のが失敗しないコツ
  • 全部同時に揃えなくていい。月1〜2万円ずつ、4ヶ月かけて揃える発想で

防災は「やらなきゃ」と思いながら後回しにされ続けるテーマです。我が家もずっとそうでした。でも、優先順位さえ分かれば、最初の一歩は驚くほど小さくて済みます。

まずは携帯トイレを1箱。そこから始めてみませんか。

【スツーレ】まずは防災トイレから備える

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