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以前、避難所に行かずに自宅で過ごす「在宅避難」の備えを調べたとき、停電中の調理手段としてカセットコンロを挙げました。ところがその後もう少し詳しく調べてみると、見落としていたリスクがありました。
一酸化炭素(CO)中毒です。
カセットコンロやガスコンロを、換気のできない室内で長時間使用すると、一酸化炭素中毒のリスクが発生します。停電時は換気扇も使えず、窓を閉め切ったまま調理してしまうケースも起こりえます。
もう一つ見落とされがちなのが、停電時の熱中症です。エアコンが使えない状況で夏の災害が起きた場合、熱中症のリスクは平常時より高まります。
この記事では、防災の中でも見落とされがちなこの2つのリスクと、対策として調べた製品を正直にまとめます。我が家はまだこれらの対策グッズを導入できていません。
📋 この記事でわかること
- 停電時にカセットコンロを使うときの一酸化炭素中毒リスク
- 停電時の熱中症対策で気をつけたいこと
- 暑さ指数(WBGT)とは何か。気温だけでは危険度が分からない理由
- 覚えておくべき数字は「28で厳重警戒、31で危険」の2つだけ
- 一酸化炭素チェッカー・熱中症警戒ウォッチという選択肢
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結論:「換気」と「暑さ対策」は水・食料と同じくらい重要
在宅避難の備えというと、水・食料・トイレ・電気に意識が向きがちですが、室内の空気と気温の管理も同じくらい命に関わる要素です。
- 停電時にカセットコンロや発電機を室内で使うと一酸化炭素中毒のリスクがある
- エアコンが使えない夏の停電では、熱中症のリスクが平常時より高まる
どちらも「気づいたときには手遅れ」になりやすい危険です。順に見ていきます。
一酸化炭素中毒:換気のできない室内での調理に注意
一酸化炭素は無色無臭のため、発生しても気づきにくいという特性があります。頭痛やめまいなどの初期症状が出た段階で「あれ、おかしいな」と感じても、原因がガス器具だと気づくのに時間がかかることがあります。
カセットコンロ自体は屋内使用を想定した製品ですが、換気が不十分な状態で長時間使用する、複数台を同時使用する、窓を閉め切った状態で使うといった条件が重なると、一酸化炭素濃度が上昇するリスクが高まります。
停電時は換気扇が使えないため、窓を少し開けて調理する、長時間の連続使用を避けるといった意識が重要になります。
調べていて見つけたのが、アウトドア・テント専門店である沢田テントSHOPが扱う一酸化炭素チェッカーです。「テント専門店」という名前から一見キャンプ用品専門に見えますが、CO検知に加えてガス検知・温度湿度測定・大音量アラームがついたモデルもあり、普段のアウトドアから非常時の室内調理まで幅広くカバーしてくれる、車中泊やキャンプ用途と共通する防災グッズとして紹介されていました。
停電時の熱中症:エアコンが使えない夏の災害リスク
日本の災害は台風・大雨など夏場に集中する傾向があります。真夏に停電が発生すると、エアコンや換気扇が止まり、室内の気温・湿度が急上昇します。
我が家のように子どもが3人いたり、体温調整が苦手な愛犬(犬)がいたりする家庭では、密閉された室内の温度変化は特に注意が必要です。犬は人間のように全身で汗をかけず、主にパンティング(呼吸)で体温調整をするため、暑さへの耐性が人間より低いとされています。汗をかいてはしゃぐ子どもや、全身毛皮に覆われたペットは、大人が想像する以上のスピードで熱中症リスクが高まります。
特に高齢者や乳幼児は暑さやのどの渇きを自覚しにくく、気づいたときには症状が進んでいるケースがあると言われています。
対策として調べたところ、暑さ指数(WBGT)を可視化する機器が役に立つという情報がありました。
暑さ指数(WBGT)とは何か
聞き慣れない言葉なので、かみくだいて説明します。
暑さ指数とは、「熱中症になりやすさ」を数字にしたものです。気温だけを見ていても、実は危険度は分かりません。
たとえば同じ30℃でも、カラッとした日と、じめじめした日では体のつらさがまるで違います。理由は汗です。人は汗が蒸発するときに体温を下げていますが、湿度が高いと汗が蒸発できず、体温を逃がせなくなります。だから湿度が高い日ほど危険なのです。
そこで暑さ指数は、次の3つをまとめて1つの数字にしています(環境省の説明による)。
| 見ているもの | 内容 |
|---|---|
| 湿度 | 汗が蒸発できるかどうか。ここが一番大きく影響します |
| 日射・輻射熱 | 日光や、熱くなった壁・地面から伝わってくる熱 |
| 気温 | いわゆる「今日は何度」の温度 |
単位は気温と同じ「℃」ですが、気温とは別の数字です。混同しないよう、環境省のサイトでは単位を省いて「28」「31」のように数字だけで表記されています。
環境省が示している日常生活での目安は、次のとおりです。
| 暑さ指数 | 区分 | 意味 |
|---|---|---|
| 31以上 | 危険 | すべての生活活動で危険 |
| 28以上31未満 | 厳重警戒 | 中等度の活動で危険 |
| 25以上28未満 | 警戒 | 中等度以上の活動で危険 |
| 25未満 | 注意 | 強い活動で危険 |
覚えるなら「28で厳重警戒、31で危険」の2つだけで十分だと思います。
停電時にこの数字が役立つのは、エアコンが止まった部屋がいま危険域に入っているかどうかを、感覚ではなく数字で判断できるからです。暑さに慣れてしまうと、自分では危険に気づきにくくなります。特に高齢の家族がいる場合、本人の「まだ大丈夫」という感覚より、機器のアラームのほうが頼りになります。
- 充電式ハンディファンや首掛け扇風機を回す(ポータブル電源があればさらに安心)
- 水で濡らしたタオルや冷感タオルを首元・脇の下に当てる
- 叩くと冷える瞬間冷却パックや、常備してある保冷剤を活用する
沢田テントSHOPでは、腕に装着してアラームで知らせてくれる熱中症警戒ウォッチや、卓上・持ち運びタイプの熱中症指数計も扱っています。バッテリー駆動なら停電時でも使える点が、防災用途との相性の良さだと感じました。
まとめ:命に関わるのは水・食料だけではない
- 停電時のカセットコンロ使用は、換気不十分だと一酸化炭素中毒のリスクがある
- 一酸化炭素は無色無臭で気づきにくい。チェッカーがあれば数値・アラームで検知できる
- 夏の停電はエアコンが使えず、熱中症のリスクが平常時より高まる
- 暑さ指数(WBGT)を可視化する機器で、危険度を客観的に判断できる
- どちらもポータブル電源など「電気の備え」と組み合わせて考えると現実的
在宅避難の備えというと、つい水・食料・トイレに意識が向きがちですが、換気と気温の管理も同じくらい命に関わる要素だと、調べてみて実感しました。備えを見直すときは、この2点もぜひチェックリストに加えてみてください。
よくある質問
Q. カセットコンロは屋内で使っても大丈夫ですか?
A. 屋内使用を想定した製品ですが、換気が不十分な状態での長時間使用や複数台の同時使用は一酸化炭素中毒のリスクを高めます。窓を少し開けるなど、換気を意識して使用してください。
Q. 一酸化炭素中毒の初期症状はどんなものですか?
A. 頭痛やめまいなどが初期症状とされています。一酸化炭素は無色無臭のため、症状が出るまで気づきにくいのが特徴です。異変を感じたら速やかに換気し、その場から離れることが大切です。
Q. 停電時の熱中症対策で気をつけることは何ですか?
A. エアコンが使えない状況では、こまめな水分補給が最優先です。あわせて、電気がなくても使えるもの(うちわ・濡れタオル・保冷剤)と、乾電池式や充電式の小型扇風機の両方を用意しておくと安心です。停電時はコンセントに挿す扇風機が使えないため、電源のいらない手段を必ず一つは確保しておいてください。高齢者や乳幼児は特に注意が必要で、暑さ指数(WBGT)を可視化する機器があると客観的に危険度を判断できます。
Q. 一酸化炭素チェッカーは防災以外にも使えますか?
A. 使えます。車中泊やキャンプでの一酸化炭素中毒対策としても使われている製品で、普段のアウトドア用途と防災用途を兼ねられる点がメリットです。
Q. 熱中症対策グッズはポータブル電源と併用すべきですか?
A. 併用がおすすめです。熱中症警戒ウォッチなどの計測機器はバッテリー駆動で単体でも使えますが、扇風機や冷蔵の一時運転にはポータブル電源が必要になるため、あわせて備えておくと安心です。
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