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「子どもが3人いると、教育費っていくらかかるの?」
この質問に、我が家は今まさに払っている最中の数字で答えられます。大学4年生・専門学校1年生・中学3年生。3人が同時に、それぞれ一番お金のかかる時期に重なっています。
ネット上には「教育費はこれから貯めましょう」という記事がたくさんあります。でも、実際に払っている最中の家庭の数字はあまり出てきません。
この記事では、我が家が今どれだけ払っているかを包み隠さず公開します。あわせて、18年間払い切った学資保険が結局いくらになったのかも、正直にお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 子ども3人(大学・専門学校・中3)の教育費の実額
- 多子世帯の無償化で昨年度70万円を受給済み。差し引いた「実質の負担」
- 学資保険を18年払い切った結果、いくらになったか
- 教育費のピークを乗り切るために実際にやったこと
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結論:我が家の教育費は今年度だけで約286万円
先に数字を出します。
| 子ども | 内訳 | 年間の金額 |
|---|---|---|
| 大学4年生 | 学費(教材費込み) | 105万円 |
| 専門学校1年生 | 学費(教材費込み) | 150万円 |
| 中学3年生 | 塾代(4〜9月・後述) | 約31万円 |
| 合計 | 約286万円 |
3人とも自宅から通学しているので、下宿代・仕送りはかかっていません。それでもこの金額です。
もし1人でも自宅外通学だったら、ここに家賃と生活費が上乗せされます。「教育費は大学が一番かかる」と言われますが、それが複数人で重なるとどうなるかが、この数字だと思っています。
この金額を収入だけで吸収するのは、正直に言って無理でした。我が家がやったのは「教育費のピークが来る前に、それ以外の支出を削っておく」ことです。具体的な中身は記事の後半にまとめていますが、その原資づくりに一番効いたのが、固定費の見直しで浮いたお金をNISAの積立に回したことでした。
証券口座はポイントサイトを経由して開設すると、数千〜1万円分のポイントが上乗せされます。手続きの内容はまったく同じです。
→ ポイントサイトの使い方と、我が家が実際に受け取ったポイントは「ポイントインカムとハピタスは両方いる?今はハピタスだけにした理由と使いどころ」にまとめています。
内訳①:大学と専門学校の学費
大学4年生:年105万円
教材費込みの金額です。
専門学校1年生:年150万円
大学より高くなっています。専門学校は「大学より安い」とは限りません。
ひとつ幸運だったのは、推薦入学だったため入学金が免除されたことです。入学金は数十万円かかることが多いので、これは大きな差でした。
正直に書きます:この学費、一部は戻ってきています
ここまで「年約286万円」と書いてきましたが、書いておかなければ不誠実になることがあります。
我が家は子どもが3人います。そのため多子世帯の大学等授業料無償化(2025年・令和7年度開始)の対象で、すでに給付を受け取っています。
昨年度、長女の授業料70万円は受給済みです
金額と時期を、そのまま書きます。
| 時期 | 内容 | 金額 |
|---|---|---|
| 2025年8月末 | 長女・前期分(4〜9月) | 35万円 |
| 2026年2月上旬 | 長女・後期分(10〜3月) | 35万円 |
| 令和7年度の受給額 | 70万円 |
そして今年度(令和8年度)は、長女70万円と次女59万円の合計129万円を申請中です。次女は専門学校に入ったばかりなので、今年が1年目にあたります。
| 子ども | 学校 | 令和8年度の予定額 |
|---|---|---|
| 長女 | 大学(私立) | 70万円 |
| 次女 | 専門学校(私立) | 59万円 |
| 合計 | 129万円 |
次女の59万円は授業料分のみです。専門学校は入学金にも最大16万円の減免枠がありますが、前述のとおり推薦入学で入学金を払っていないため、その16万円は受け取れません。払っていないお金は戻らない、という当たり前の話です。
差し引くと、実際の負担はこうなります
| 金額 | |
|---|---|
| 教育費の総額 | 約286万円 |
| 多子世帯の給付(今年度の予定) | ▲129万円 |
| 実質の負担 | 約157万円 |
286万円という数字だけを見せるのは、正確ではありませんでした。 実際に家計から出ていくのは、年約157万円です。
それでも「楽になった」とは言いません
129万円は大きな金額です。ただ、実際に受け取ってみて分かったことが2つあります。
1つ目は、給付が「後から」「分割で」来ること。 上の表のとおり、長女の70万円は一度には振り込まれませんでした。8月末に35万円、翌年2月に35万円の2回です。
一方で、授業料の納付期限は先に来ます。つまり先に払ってから、あとで戻ってくるという順番です。手元の資金繰りは、286万円を払える前提で組む必要があります。 我が家が固定費を削り続けたのも、結局はここが理由でした。
2つ目は、残る157万円も十分に重いこと。 半額近くが戻る計算でも、年157万円は毎月13万円です。「無償化」という言葉から受ける印象と、実際に払う金額にはかなり距離があります。
→ 上の子が就職したあと、下の子の支援がいつまで続くかは「【大学無償化】上の子が就職したら終わり?多子世帯の判定は1年半前の扶養で決まる」で、我が家の日付を出しています。
内訳②:受験生の塾代は、多い月で7万3,480円
一番実感が強いのが、中3の塾代です。月によって金額が変わります。
| 月 | 支払額 |
|---|---|
| 4月 | 36,230円 |
| 5月 | 36,230円 |
| 6月 | 40,430円 |
| 7月 | 73,480円 |
| 8月 | 61,180円 |
| 9月 | 64,680円 |
| 4〜9月の合計 | 312,230円 |
4月から9月までの6か月で、合計312,230円です。手元に残っているのは毎月の支払額だけで、月謝・受験対策費・夏期講習の内訳は分かりません。
我が家は9月いっぱいで塾をやめたので、今年度の塾代はここまでです。やめた理由は、塾代ではありません。
4月・5月の36,230円のまま1年続けば、年43万円ほどの計算です。ところが7月からは、月6万〜7万円台に上がりました。受験学年は、夏から金額が一段上がります。 ここは事前に知っておきたかった部分です。
→ 塾代・模試・受験料・入学金まで、高校受験にかかるお金の全体は「高校受験のお金はいくら?塾代6か月で31万円、私立併願の入学金は20万円」に、塾代が高すぎると感じたときに我が家が比べた選択肢は「中3の塾代はいくら?夏期講習の月は7万3,480円、半年で31万円【実額公開】」にまとめています。
📗 塾代が重いと感じたら、比べる相手を1つ作る
我が家は9月まで今の塾を続けましたが、比べたうえでの判断でした。オンライン塾には1科目あたり月額5,980円(税込)〜という選択肢もあります。季節講習費と教材費が0円なので、夏に跳ねないという違いもありました。ただしシステム利用料が別途かかるので、実際の月額は必ずご自身の条件で確認してください。
※学年と科目を選ぶだけです。その場で契約になる画面ではありません。
📗 「1科目ごと」か「全教科まとめて」かで、金額はまるで変わります
オンライン学習を調べていて分かったのは、料金の数え方が2種類あるということでした。1科目ごとに課金する形と、全教科をまとめて定額にする形です。
| タイプ | 月額(税込) | 入会金 |
|---|---|---|
| 1科目ごと(個別授業型) | 5,980円〜+システム利用料4,400円 | 27,500円 |
| 全教科定額(映像授業+計画表) | 小学生7,800円 中学生9,800円 | 0円 |
苦手な1科目だけ見てほしいなら前者、全教科を安く回したいなら後者です。後者は入会金も解約金も0円なので、始めるときも やめるときも費用がかかりません。我が家は9月まで今の塾を続けましたが、比べたうえでの判断でした。
※学年と目的を選ぶだけです。金額は各社公式サイトの公表値(2026年9月7日確認)です。
▼ 塾で質問できないまま進んでいるなら、家庭教師という選び方もあります。完全月謝制で、教材の販売はありません
【家庭教師の合格王】無料の資料請求で料金と講師の条件を確認する※我が家は家庭教師を使っていません。塾と比べる材料の1つとして載せています。オンライン塾との違いは「中3の塾代が月7万円になった話」で比べています。
18年払い切った学資保険が、いくらになったか
ここが、この記事で一番お伝えしたい部分です。
我が家は子どもが生まれてから、人数分の学資保険に入っていました。金額が分かる2人目の分は、こうです。
📊 我が家の学資保険(2人目の分)
- 払込額:月9,509円 × 216回(18年間)(=払込総額 2,053,944円)
- 受取額:220万円
- 差額:146,056円
上の子2人の分は、すでに受け取り終えています。2人目の分は、専門学校の学費に間に合わせるため、満期の2年前に解約しました。1人目の分は書類が残っておらず、毎月の保険料が分かりません。中3の子の分は、今も払い続けています。
18年間かけて増えたのは、146,056円でした。1年あたりにすると約8,100円です。
もちろん学資保険には「契約者に万一のことがあれば以後の払込が免除される」という保障機能があります。そこに価値を感じるなら、選ぶ理由になります。
ただ、「増やす」目的で見ると、注意すべき点が3つあります。
- 18年という期間に対して、増えたのが約14.6万円という結果
- 途中で解約すると元本割れすることが多い(18年間、お金が動かせなくなる)
- 物価が上がると、18年後の220万円の価値そのものが実質目減りする
3つ目は、この数年で実感するようになりました。契約した当時と今とでは、同じ220万円で買えるものが違います。「元本保証だから安心」という言葉は、額面が保証されるという意味であって、価値が保証されるわけではないと、あとから気づいた部分です。
同じ月9,509円をNISAに入れていたら
正直に言うと、当時はまだNISAという制度自体がありませんでした(始まったのは2014年)。ですが今なら、積立期間が15年以上ある人には、学資保険よりもNISAを検討することをすすめます。
理由は単純で、18年という期間があるなら、220万円より多く準備できた可能性が高いからです。同じ月9,509円を年3%で運用できたと仮定すると、18年後は約272万円になります(試算)。もちろん元本保証ではないので、そこは学資保険と決定的に違います。確実性を取るか、増える可能性を取るかという選択です。
学資保険を18年払った実額と、同じ額をNISAで積み立てた場合(年1%・3%・5%)の比較は、学資保険は入るべき?月9,509円×18年で増えたのは14.6万円だった にくわしくまとめました。末っ子の分は今も払っていて、2026年の控除証明書では年98,700円・所得税の控除額は49,675円でした(学資保険の控除証明書の見方)。
我が家は現在、NISAで月10万円を積み立てています。始めたのは月5,000円からでした。
証券口座を開設するときは、ポイ活サイトの「ハピタス」を経由するのがおすすめです。我が家の実績を具体的に出すと、楽天証券の口座開設で15,000pt、楽天カードの発行で7,000pt——この2件だけで22,000円分になりました。金融系はポイントが高くなりやすいジャンルです。
やることは「ハピタスに無料登録してから、いつもどおり口座開設する」だけ。手続きの中身はまったく同じなので、これから開設する方は経由しない手はありません。
教育費のピークを乗り切るために実際にやったこと
年間約286万円の教育費は、収入だけで吸収できるものではありませんでした。実際にやったのは次の2つです。
① カーローンを早めに完済した
毎月3万円ほどのカーローンが残っていました。これを前倒しで完済し、今年4月に子どもが中3へ進級したタイミングで増えた塾代に、そのままスライドさせました。
塾代の基本額が月3万円台だったので、支払い先が「車のローン」から「塾」に入れ替わった形です。ただ「新しく月3万円を捻出する」のと「今払っているものを終わらせて振り替える」のでは、心理的な負担がまったく違いました。
② 固定費を削った
通信費と保険料を中心に見直しました。詳しくは別記事にまとめていますが、この2つだけで毎月の支出がかなり変わっています。
教育費は削りにくい支出です。だからこそ、削れる支出を先に削っておく必要がありました。教育費のピークが見えている家庭ほど、ピークが来る前に固定費を整理しておくことをおすすめします。
まとめ:教育費は「重なる」と一気に来る
- 我が家の教育費は今年度で約286万円(大学105万・専門150万・塾31万〈4〜9月〉)
- ただし多子世帯の無償化があり、昨年度は長女分70万円を受給済み。今年度は129万円を申請中で、差し引いた実質の負担は年約157万円
- 給付は「後から」「分割で」来る。 70万円は8月末と2月上旬に35万円ずつ。納付期限が先なので、資金繰りは286万円を払える前提で組む
- 子ども3人以上なら所得制限なしで対象。「収入があるから無理」と諦めて調べていない人が多い
- 3人とも自宅通学でこの金額。自宅外ならさらに上乗せ
- 専門学校は大学より高いこともある。総額で比較する
- 受験学年の塾代は、夏から一段上がり多い月は7万3,480円になった
- 学資保険は月9,509円×18年で220万円。増えたのは146,056円
- 積立期間が15年以上あるなら、NISAも選択肢に入れて比較する
- 教育費のピークが来る前に、固定費とローンを整理しておく
最初にやることは1つだけです。子どもごとに、学費を払う月と金額を、カレンダーや家計簿に書き出してください。 大きな出費がいつ重なるのかが、そこで見えます。
「子ども3人は大変でしょう」とよく言われます。実際、数字にすると確かに大変です。
正直に言うと、今の教育費はとても高いと思います。これがまだしばらく続くと思うと、ビクビクしてしまうこともあります。それでも、前もって準備してきたおかげで、毎月の新NISAの積立と先取り貯金を続けながら、学費は借金をせずに払えています。
ただ、あらかじめ金額が分かっていれば、準備のしようはあります。 この記事の数字が、これから教育費を迎える方の目安になれば嬉しいです。
よくある質問
Q. 子ども3人の教育費は、結局いくら準備すればいいですか?
A. 進路によって大きく変わるため一概には言えませんが、我が家の実額では大学(私立・自宅通学)で年105万円、専門学校で年150万円でした。まずは4年分・2年分の総額を出し、そこから逆算するのが現実的です。
Q. 学資保険は入ったほうがいいですか?
A. 「増やす」目的なら期待しすぎないほうがいいと思います。我が家は月9,509円を18年払って受取220万円、増えたのは146,056円でした。ただし契約者に万一のことがあった場合に払込が免除される保障はあるので、その安心に価値を感じるかどうかで判断してください。
Q. 学資保険とNISA、どちらを選ぶべきですか?
A. 積立期間の長さで分けるのが現実的です。15年以上あるならNISAを軸に、10年を切っているなら値動きに耐える期間が短いので確実性の高いものを厚めに。NISAは元本保証ではない点が学資保険との決定的な違いです。
Q. 受験生の塾代は月いくらかかりますか?
A. 我が家の中3の場合、4月・5月は月36,230円でしたが、夏期講習の7月は73,480円になり、その後も月6万円台が続きました。4月から9月の6か月で合計312,230円です。
Q. 教育費が足りないときは何から見直せばいいですか?
A. 教育費そのものは削りにくいので、それ以外の固定費から手をつけるのが現実的です。我が家はカーローンを前倒しで完済し、浮いた月3万円を塾代に充てました。通信費・保険料の見直しも効果が大きい部分です。
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