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「お買い物マラソンのとき、ふるさと納税をまとめて寄付すれば店舗数が稼げる」

——この攻略法、2025年10月1日から使えなくなりました。

ネットにはまだこの方法を紹介する記事がたくさん残っています。私も最初に調べたとき、上位に出てきた記事の多くがこの前提で書かれていて、危うくそのまま信じるところでした。実際に楽天市場の公式告知を開いて、ようやく状況が分かった、という経緯です。

この記事は、規制後のいま何が対象で何が対象外なのかを公式情報で確認し、そのうえでお買い物マラソンをどう使えばいいのかを整理したものです。古い攻略法のまま動いて「あれ、ポイントが付いていない」となる前に、5分だけお付き合いください。

📋 この記事でわかること

  • 2025年10月1日に何が変わったのか(楽天公式の告知ベース)
  • ふるさと納税で「今も付与されるポイント」は何か
  • 規制後のお買い物マラソンの立ち回り方
  • 寄付サイトの選び方が変わった理由
  • 「ポイントのために無駄遣い」を防ぐ我が家のルール

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2025年10月1日に何が変わったのか

まず制度の話から。総務省が2024年6月に告示を改正し、2025年10月1日以降、ふるさと納税の仲介サイトが独自にポイントを付与することが全面的に禁止されました。過熱した還元競争を抑えるためです。

楽天だけの話ではありません。すべての寄付サイトが対象です。

楽天市場の公式告知では、対象外になるものがはっきり列挙されています。

ふるさと納税の寄付で 2025年9月30日まで 2025年10月1日以降
通常ポイント(100円→1P) ○ 付与 ✕ 対象外
買いまわりの店舗数カウント ○ カウント ✕ 対象外
買いまわりのポイント ○ 付与 ✕ 対象外
SPU(楽天モバイル等) ○ 付与 ✕ 対象外
全ショップ対象キャンペーン ○ 付与 ✕ 対象外
楽天カードの決済ポイント ○ 付与 ○ 継続

つまり、「ふるさと納税で買いまわりの店舗数を稼ぐ」という攻略法は完全に成立しなくなりました。寄付しても店舗数は増えず、買いまわりのポイントも付きません。

それでも残っているものが1つあります

表の一番下、楽天カードの決済ポイントは今も付与されます

これは楽天市場が出すポイントではなく、カード会社が「カードで決済したこと」に対して出すポイントだからです。仲介サイトによる付与を禁じた告示の対象外、という整理ですね。

具体的には、楽天カードの通常分・特典分に加えて、「5と0のつく日」の特典分も継続されます。10万円寄付するなら、決済分のポイントだけでも無視できない金額になります。

寄付するなら楽天カードで、5と0のつく日に。 規制後に残った数少ない工夫が、これです。

⚠️ そして2026年10月1日、今度は「返礼品そのもの」が変わります

ここが今いちばんお伝えしたいところです。ポイントの話が落ち着いたと思ったら、次の変更が控えています。

総務省の告示改正により、2026年10月1日から地場産品の基準が厳しくなります(令和7年6月24日・総務省告示第220号)。ざっくり言うと、「その地域の品と名乗るなら、付加価値の過半がその地域で生まれていることを、価格に基づいて証明しなさい」という内容です。

寄付する側にとって何が起きるのか。ふるさとチョイスの公式告知には、こう書かれています。

起きること 公式の表現
品ぞろえが減る 一部の加工品や工芸品など、基準変更に伴い掲載が終了する品が出てくる可能性
同じ品でも寄付額が上がる 一部の品で寄付金額が調整される見込み
お気に入りも対象 お気に入りや寄付カート内の品も掲載終了や寄付額変更の対象となる可能性

「掲載終了」と「寄付金額が調整される」——つまり、今もらえている返礼品が消えるか、同じ品にもっと多く寄付しないともらえなくなるということです。実質的な還元率の低下です。

🗓 狙うなら2026年9月30日まで

ふるさとチョイスの公式告知も、「登録中のお礼の品を、現在の条件で受け取りたいとお考えの場合は、早めの寄付をおすすめします」と案内しています。

毎年12月に駆け込みで寄付する方が多いのですが、2026年に限っては9月中に動くほうが有利になる可能性があります。気になっている返礼品があるなら、9月30日までに寄付を済ませておくと、今の条件のまま受け取れます。

※どの品が掲載終了・寄付額変更になるかは自治体と品によって異なります。10月以降も残る品のほうが多い見込みですが、狙いが決まっているなら早めが確実です。

サイト選びの基準は「返礼品」に戻りました

見方を変えると、これは分かりやすくなったとも言えます。

以前は「どのサイトが何%還元か」を比較する必要がありましたが、今はどのサイトで寄付してもポイントは付きません。つまり比較すべきは還元率ではなく、返礼品の品ぞろえ・検索のしやすさ・控除上限のシミュレーション精度といった、本来の使い勝手だけになりました。

ポイント目当てで使いにくいサイトを我慢して使う理由が、なくなったわけです。

📌 1分でわかる 2026年版の要点

  • 古い攻略法は使えません:2025年10月以降、ふるさと納税は買いまわりの店舗数にカウントされず、サイトのポイントも付きません
  • 唯一残ったのは楽天カードの決済ポイント:通常分・特典分に加え「5と0のつく日」も継続。寄付するなら楽天カードで、5と0のつく日に
  • 2026年10月にまた変わります:地場産品の基準が厳しくなり、掲載終了や寄付金額の引き上げが見込まれます。狙いが決まっているなら9月30日までに
  • マラソンの立ち回り(ふるさと納税以外の通常の買い物の話):10店舗を無理に埋めない。倍率のために買い足したら、その時点で損
  • サイト選びの基準:どこで寄付してもポイントは付かないので、返礼品の数と検索のしやすさで選ぶ時代に

▼ 公式が「お礼の品掲載数No.1」を掲げるサイト。控除上限額のシミュレーションは簡単版と詳細版の2種類

【公式】ふるさとチョイスで控除上限額を確認する

💡 寄付の前に、控除上限額の確認だけは必須です。上限を超えた分は「ただの寄付」になり、税金は戻ってきません。ポイントが付かなくなった今、上限額いっぱいまで正確に使い切ることが、ふるさと納税で得をする唯一かつ最大のポイントになりました。

なぜこの記事でふるさとチョイスを挙げているのかも書いておきます。還元率で選ぶ時代が終わった以上、残る比較軸は「選択肢の多さ」と「上限額を正確に出せるか」の2つだけだからです。ふるさとチョイスは公式が「お礼の品掲載数No.1」を掲げていて、控除上限額のシミュレーションも簡単版(年収と家族構成だけ)と詳細版(各種控除まで反映)の2種類が用意されています。

とくに2026年10月以降は掲載終了する品が出てくる見込みなので、選択肢が多いサイトほど代わりの品を見つけやすいという意味でも効いてきます。

規制後のお買い物マラソン:立ち回りはこう変わる

ふるさと納税で店舗数を埋められなくなったので、買いまわりの考え方そのものを変える必要があります

ここから先はふるさと納税ではなく、通常の楽天お買い物マラソン(買いまわり)の話です。下の3原則も、日用品などの通常の買い物に当てはまるものです。

楽天お買い物マラソン(通常の買い物)の立ち回り3原則。1,000円以上の買い物を店舗数だけ重ねると倍率が上がる、ふるさと納税は買いまわりの対象外、10店舗を無理に目指さない

🏃 お買い物マラソンの3原則(ふるさと納税は対象外です)

  • 1,000円以上×店舗数で倍率アップ:1店舗につき税込1,000円以上の買い物が条件。これは日用品などの通常の買い物の話です
  • ふるさと納税は買いまわり対象外:2025年10月1日以降、何自治体に寄付しても店舗数にはカウントされません
  • 10店舗を無理に目指さない:倍率のために不要なものを買い足したら、その時点で損が確定します

変更点:10店舗を無理に目指さない

これまでは「日用品5店舗+ふるさと納税5自治体」で10店舗に届きました。その5自治体分が丸ごと使えなくなったわけです。

ここで「じゃあ5店舗分、何か買い足そう」と考えるのが一番危ない。倍率のために不要なものを買えば、その時点で損が確定します。

手順1:買うものを月初にリスト化しておく

マラソン開催が発表されたら、日用品のストックを確認します。

  • 洗剤・シャンプーなどの消耗品
  • 米・調味料などの重い食品
  • 子どもの学用品・靴下などの定期買い替え品

「どうせ買うもの」だけをリスト化するのが鉄則です。規制後は、これがほぼすべてと言っていいと思います。

🍚 1店舗目に迷ったら、お米から埋めてください

買いまわりの条件は1店舗につき税込1,000円以上。お米は10kgで3,000〜6,000円台(2026年8月時点の楽天市場の価格帯)なので、これ1つで1店舗分を満たせます。しかも重くて運ぶのが大変な買い物なので、ネットで買う理由がいちばんはっきりしています。倍率のために買い足すのではなく、「どうせ買うもの」の筆頭がこれです。

楽天で「米 10kg」の価格を見る

※特定の商品ではなく検索結果へのリンクです。産地・精米日・送料込みかどうかは商品ページで確認してください。

手順2:買う時期を寄せる

リスト化したら、普段バラバラに買っているものをマラソン期間に集める。これが唯一まっとうな店舗数の増やし方です。

「今週なくなりそうな洗剤」と「来月切れる予定のシャンプー」を同じ週に買う。それだけで店舗数が1つ増えます。買う総額は変わりません。

手順3:5と0のつく日を重ねる

マラソン期間中の「5と0のつく日」に注文をまとめると、楽天カードの特典分が上乗せされます。これはふるさと納税の寄付にも適用されるので、寄付を実行する日もここに合わせるのが合理的です。

手順4:獲得ポイントは「次の買い物」に充てる

我が家では、貯まった楽天ポイントを次回の日用品購入に充てています。ポイントで日用品を買う=その分の現金支出が減る=浮いた現金は積立に回せる、という流れです。

ポイントを「臨時収入」と考えると、つい嗜好品に使ってしまいます。「もともと買う予定だったものの支払い」に充てると決めておくと、家計にそのまま効きます。

「ポイントの罠」を避ける3つのルール

マラソンには中毒性があります。我が家の自衛ルールです。

ルール1:倍率のために買い足さない

「あと2店舗で10倍なのに」と1,000円の何かを探し始めたら赤信号です。9倍で終わる勇気が、トータルでは勝ちです。

💡 数百ポイントを追うより、確実に効くこと

買いまわりで頑張って稼げるのは、多くても月に数百〜数千ポイントです。一方、固定費の見直しは一度やれば毎月自動で効き続けます。我が家はサブスクと不要な年会費の整理だけで年約8万円、全体では年約95万円が家計に戻りました。ポイ活は固定費を削ったあとの「上乗せ」に回すほうが、疲れずに続きます。

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ルール2:上限ポイントを確認する

買いまわりポイントには獲得上限があります。高額の買い物を複数する月は、上限に達していないか計算してから買う順番を決めましょう。

ルール3:「期間限定ポイント」の期限を管理する

マラソンで得たポイントの多くは期間限定です。失効させたら意味がないので、月末の家計チェックのついでに残高と期限を確認する習慣をつけてください。

年間計画:寄付の時期をどう決めるか

ポイントの都合で寄付時期を決める必要がなくなったので、純粋に「上限額の精度」と「返礼品の在庫」で組むのが合理的になりました。

時期 やること
1〜5月 消耗品の買い物のみ。寄付は温存
6月 賞与額が見えたら、上限額を仮計算して寄付第1弾
9〜10月 寄付第2弾。人気返礼品の在庫がまだある時期
※2026年は9月中に。10月から掲載終了・寄付額変更の見込み
11〜12月 寄付の最終調整。年収がほぼ確定し、上限額の精度が最も高くなる

とくに2026年は、この「9月」の重みが例年と違います。 10月の基準変更で狙っていた品が消える可能性があるので、欲しい返礼品が決まっているなら9月30日までに確定させておくほうが確実です。

12月は駆け込みで人気返礼品が品切れしがちです。「12月に一気に」ではなく「年内に分散」させたほうが、返礼品の選択肢は広がります。ただし上限額の精度は年末に向かって上がるので、多めに寄付しすぎないよう、最後の1〜2件分は12月に残しておくのが安全です。

💬 正直な現在地:この記事、もともとは「ふるさと納税で店舗数を稼ぐ」という内容で書き始めました。ところが公式告知を確認したら、その方法はとっくに使えなくなっていた——というのが実際の経緯です。検索して上位に出てくる記事にまだ古い方法が残っていたので、危うくそのまま書くところでした。ポイ活や節約の情報は、制度が変わった瞬間に「正しかった情報」が「間違った情報」に変わります。数字やルールが出てくる話は、面倒でも公式ページを開く。今回はそれを痛感しました。

まとめ:ふるさと納税は「ポイント」から「上限額」の勝負になった

  • 2025年10月1日から、ふるさと納税へのポイント付与は全サイトで禁止(総務省告示)
  • 楽天では通常ポイント・買いまわりカウント・買いまわりポイント・SPUがすべて対象外
  • ただし楽天カードの決済ポイントは継続。寄付するならカード決済・5と0のつく日に
  • 「ふるさと納税で店舗数を稼ぐ」攻略法はもう成立しない。古い記事に注意
  • 2026年10月1日から地場産品の基準が厳格化。 掲載終了・寄付金額の引き上げが見込まれるため、狙いが決まっているなら9月30日までに寄付を済ませておくのが有利
  • サイト選びの基準は還元率ではなく、返礼品の品ぞろえと上限シミュレーションの使いやすさ
  • マラソンは「どうせ買うもの」を寄せるだけ。倍率のための買い足しはしない
  • 得をする唯一の方法は、控除上限額を正確に把握して使い切ること

ポイント競争が終わったことで、ふるさと納税は本来の姿——「上限額の範囲で、欲しい返礼品を選ぶ制度」に戻りました。やることはシンプルになったと思います。

まずは控除上限額のシミュレーションから始めてみてください。5分で終わります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

▼ 2026年10月から掲載終了・寄付額変更の見込み。今の条件で受け取るなら9月30日までに

【公式】ふるさとチョイスで控除上限額を調べる

なお、日用品などの通常の買い物については、ポイントサイトを経由する方法が今も有効です。ふるさと納税の寄付分は対象外ですが、マラソンで買う消耗品にはそのまま使えます。

▼ 登録無料。経由するだけで、いつもの買い物に還元が一段重なります(ふるさと納税の寄付分は対象外)

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