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「オール電化の冬の電気代って、実際いくらなの?」
我が家はオール電化の5人家族です。屋根に太陽光発電(4.6kW)があり、お湯はエコキュート、暖房はエアコンとこたつです。
電力会社の明細を2年分並べてみました。いちばん高かったのは2026年1月分の35,137円(1,101kWh)です。 同じ年の8月分は17,149円だったので、冬の電気代は夏のちょうど2倍でした。
結論から言うと、冬に高くなる理由は2つです。使う電気が増えることと、太陽光の発電が減ること。この2つが同じ時期に重なります。この記事では、明細の数字をそのまま並べて、冬の電気代にどう備えているかまで書きます。
📋 この記事でわかること
- オール電化5人家族の冬の電気代(2年分の明細の実額)
- 冬が夏の2倍になる理由(使う量と太陽光の両方から)
- 前の冬より1万円増えたのは、単価ではなく量だった話
- 冬の電気代に、家計でどう備えるか
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結論:オール電化の1月分は3万5,137円。夏の2倍だった
⏱ 1分でわかる要点まとめ
- いちばん高いのは1月分の35,137円(1,101kWh)。8月分17,149円の2倍
- 冬は使う電気が増え、太陽光で家の中に使えた電気は、7月の309kWhから1月は192kWhに減る
- 12〜2月は前の冬より1万112円増えたが、1kWhあたりの単価はほぼ同じ。増えたのは使った量
✔ 冬の電気代は「夏の2倍」を前提に、夏のうちから備える
電力会社のWebサービスの利用明細から、請求額と使った電気の量を書き写しました。
| 請求月 | 2024〜25年の冬 | 2025〜26年の冬 |
|---|---|---|
| 11月 | 16,296円(537kWh) | 19,698円(601kWh) |
| 12月 | 24,247円(767kWh) | 27,543円(859kWh) |
| 1月 | 29,106円(933kWh) | 35,137円(1,101kWh) |
| 2月 | 27,823円(985kWh) | 28,608円(1,036kWh) |
| 3月 | 22,250円(761kWh) | 20,600円(741kWh) |
比べるために、夏の明細も並べます。
| 請求月 | 請求額 | 使った電気 |
|---|---|---|
| 2025年7月 | 16,776円 | 487kWh |
| 2025年8月 | 15,843円 | 491kWh |
| 2026年7月 | 18,062円 | 516kWh |
| 2026年8月 | 17,149円 | 538kWh |
※「請求月」は、検針日で区切った約1か月分です。たとえば2026年8月分は、7月23日〜8月22日に使った電気です。検針の間隔は月によって数日ずれることがあり、日数が長い月はそのぶん使用量も増えます。契約は時間帯で単価が変わる「電化上手」です。
夏は1万6,000〜1万8,000円台に収まります。冬は、12月から2月まで3か月続けて2万7,000円を超えました。
オール電化の冬が夏の2倍になる理由は、使う量と太陽光
① 冬は使う電気が1.5〜2倍になる
使った電気の量で比べると、はっきりします。2026年8月分は538kWh、2026年1月分は1,101kWhでした。冬は夏の2倍の電気を使っています。12月分(859kWh)でも8月分の1.6倍で、12〜2月の3か月は、夏の1.5〜2倍の電気を使っていました。
冬に電気が増えるのは、我が家の場合この2つです。
- 暖房:エアコンとこたつ。冬はリビングと子ども部屋3部屋のエアコンを使う
- お湯:エコキュートで沸かす。冬は水道の水が冷たく、同じ量のお湯でも多くの電気がいる
暖房を電気だけでまかなう家では、冬に使う電気がいちばん増えます。
② 冬は太陽光で使える電気が減る
もう1つの理由は、太陽光です。我が家の太陽光の実測値では、発電した電気のうち家の中で使えた量が、7月は309kWh、1月は192kWhでした(2026年)。
家の中で使える太陽光の電気が減れば、その分を電力会社から買うことになります。使う量が増える時期に、太陽光で賄える量が減る。 冬の電気代が跳ねるのは、この2つが重なるからです。
太陽光の12年分の発電データと、売電と自家消費の内訳は、太陽光4.6kWを12年使った全データを公開|元は取れたのか、パネルは何%劣化したのか にまとめています。
冬の電気代が前年より1万円上がった原因は、単価ではなく使用量
12〜2月の3か月で比べると、2025〜26年の冬は前の冬より10,112円増えました。
| 12〜2月の合計 | 2024〜25年 | 2025〜26年 | 差 |
|---|---|---|---|
| 請求額 | 81,176円 | 91,288円 | +10,112円 |
| 使った電気 | 2,685kWh | 2,996kWh | +311kWh |
| 1kWhあたり | 約30.2円 | 約30.5円 | ほぼ同じ |
請求額を使った電気で割ると、1kWhあたりは約30.2円と約30.5円で、ほとんど変わっていません。増えたのは単価ではなく、使った量のほうでした。
※我が家の「電化上手」は、夜の単価が安く、昼の単価が高い料金です。約30円は、昼と夜の電気をすべて合わせて割った平均です。昼にエアコンを使う時間が長い日が増えると、平均の単価も上がりやすくなります。
使う量が増えた理由は、はっきりとは分かりません。寒さや家族の過ごし方で、冬の使い方は毎年変わります。ただ、「今年も去年と同じくらい」と思っていると、1万円ずれることは、明細で確かめられました。
電力会社を変えれば安くなるのでは、と考える人もいると思います。我が家は東京電力のまま使っています。新電力は燃料費によって料金が上下する幅が大きく、上がったときに今より高くなることを避けたいからです。
12年分の冬の買電量:年によって約1,000kWh違った
我が家の太陽光には室内モニターがあり、2014年から月ごとの電気の量が残っています。そこから12〜2月の3か月分を、12回の冬で並べました。
| 冬(12〜2月) | 電力会社から買った電気 | 家で使った電気(太陽光の分も含む) | |
|---|---|---|---|
| 2014〜15年 | 2,936kWh | 3,281kWh | |
| 2015〜16年 | 2,983kWh | 3,366kWh | |
| 2016〜17年 | 3,123kWh | 3,457kWh | |
| 2017〜18年 | 3,331kWh | 3,700kWh | |
| 2018〜19年 | 3,180kWh | 3,504kWh | |
| 2019〜20年 | 3,065kWh | 3,430kWh | |
| 2020〜21年 | 2,927kWh | 3,342kWh | |
| 2021〜22年 | 2,797kWh | 3,163kWh | |
| 2022〜23年 | 2,705kWh | 3,050kWh | |
| 2023〜24年 | 2,343kWh | 2,706kWh | |
| 2024〜25年 | 2,684kWh | 3,127kWh | |
| 2025〜26年 | 2,964kWh | 3,478kWh |
※太陽光の室内モニターの月別の値(カレンダーの1日〜月末)を、小数点以下を四捨五入して足しました。明細の「◯月分」は検針日で区切るので、少しずれます。
わかったことは3つです。
1つ目:モニターの数字は、明細とほぼ同じでした。明細の使用量は2024〜25年が2,685kWh、2025〜26年が2,996kWhです。モニターでは2,684kWhと2,964kWhでした。区切りの日が違う分のずれだけです。
2つ目:去年の冬は多かったものの、12年の中では真ん中あたりでした。いちばん少なかったのは2023〜24年の冬で2,343kWh、いちばん多かったのは2017〜18年の冬で3,331kWhです。差は約990kWhあります。今の1kWhあたり約30円で計算すると、同じ家でも冬の3か月で約3万円変わる幅です。
3つ目:買った電気がいちばん多い月は、12回の冬すべてで1月でした。
理由までは分かりません。ただ、冬の電気は年によってこれだけ上下します。前の冬の明細だけで予算を決めると、足りなくなることがあります。
オール電化の冬の電気代を下げる方法(公式の目安)
暖房をエアコンでまかなう家なら、まず効くのはエアコンの使い方です。 資源エネルギー庁が、家庭でできる省エネの目安を公表しています。
| やること | 年間の省エネ量(公式の目安) | 我が家の単価(約30.5円)で計算 |
|---|---|---|
| 暖房の設定温度を21℃から20℃に下げる | 53.08kWh | エアコン1台あたり約1,600円 |
| フィルターを月に1〜2回掃除する | 31.95kWh | エアコン1台あたり約970円 |
※出典:資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「空調」。暖房は外気温度6℃・エアコン2.2kW・1日9時間使った場合、フィルターは目詰まりしたエアコンと掃除したエアコンを比べた場合の数字です。
我が家は冬にエアコンを4台使うので、4台とも同じ条件なら、設定温度を1℃下げるだけで年6,000円ほどになる計算です。これは我が家で効果を確かめた数字ではなく、公式の目安を我が家の単価に当てはめた試算です。 部屋の広さや使う時間で変わります。
オール電化の冬の電気代に、家計でどう備えるか
冬の電気代は「夏の2倍」になる前提で、夏のうちから備えておくのが確実です。
2025〜26年の冬(11〜3月の5か月)を合計すると、131,586円でした。1か月あたり約26,300円です。夏の月1万6,000〜1万8,000円台と比べると、毎月1万円ほど多くかかります。
我が家は、固定費を見直して浮いた分を、毎月の積み立てに回しています。電気代のように季節で上下する支出は、見直しの対象というより、前もって用意しておく支出だと考えています。何をやめて何を残したかは、月10万円の固定費を断捨離した40代のリアル|通信費・保険の「やめてよかった」全リスト に書きました。
部屋全体より、自分のまわりを温める
我が家で冬に使っているのは、電気ひざ掛けです。消費電力は最大55Wで、部屋全体を温める暖房よりずっと小さい電気で、足元から温まります。
電気を使わない湯たんぽも、寝るときの足元を温めるのに向いています。オール電化の家なら、停電したときの備えにもなります。
▼ 我が家が使っている電気ひざ掛けと同じ型(椙山紡織 NA-052H)
※我が家のものは何年も前に買った同じ型です。今の価格や仕様は商品ページで確かめてください。
▼ 電気を使わない湯たんぽ(金属製・袋付き)
※湯たんぽは、我が家は使っていません。
太陽光がある家なら、蓄電池で冬の買電は減らせるか
太陽光の電気は、使い切れない分を売っています。我が家の単価を並べると、こうなります。
- 売る単価:1kWhあたり約12.5円(卒FIT後)
- 買う単価:1kWhあたり約30円
2026年1月は、冬でも176kWhを売っていました。この分を蓄電池に貯めて夜に使えたとすると、単価の差は1kWhあたり約19円です。すべて使えたとしても、1か月あたり約3,400円分という計算になります。
冬は発電そのものが少ないので、蓄電池で冬の電気代が半分になるような話ではありません。 効果を見るなら、夏も含めた1年分で考える必要があります。
一方で、蓄電池には電気代とは別の役目があります。冬に停電したとき、夜でも貯めた電気を使えることです。 我が家には蓄電池がないので、停電したときに太陽光とエコキュートのお湯で何が使えるかを、オール電化で冬に停電したら?エコキュート370Lのお湯と太陽光で使えるもの で確かめました。
電気代の差と停電への備えを、自宅の屋根と使い方で試算してもらうのが、いちばん確実な判断材料になります。
🏠 関東1都6県にお住まいの方
連絡が来るのは1社だけなので、まず話を聞いてみたい段階に向いています。
※対象は関東1都6県の持ち家戸建て(1981年以降着工・島しょ部除く)。
よくある質問
Q. オール電化で、冬の電気代がいちばん高くなるのは何月ですか。
A. 我が家では、2年とも1月分でした。金額は29,106円と35,137円です。太陽光のモニターで12回の冬を見ても、電力会社から買った電気がいちばん多いのは毎回1月でした。1月分は、12月下旬から1月下旬に使った電気です。いちばん寒い時期がそのまま請求に出ます。
Q. 太陽光があれば、冬の電気代も安くなりますか。
A. 夏ほどは下がりません。冬は日が短く、発電量が減ります。我が家の実測では、太陽光で家の中に使えた電気は、7月の309kWhに対して1月は192kWhでした。
Q. 冬の電気代が去年より高いのは、値上げのせいですか。
A. 我が家の場合は違いました。12〜2月の1kWhあたりの単価は約30.2円と約30.5円で、ほぼ同じです。増えたのは使った電気の量でした。明細の「使用量(kWh)」を去年と比べると、原因が分かります。
まとめ
オール電化5人家族の冬の電気代を、2年分の明細で確かめました。
- いちばん高いのは1月分で35,137円(1,101kWh)。 8月分17,149円の2倍
- 冬は使う電気が増え、太陽光で使える電気が減る。 この2つが重なる
- 前の冬より1万円増えたのは、単価ではなく量。 1kWhあたりはほぼ同じだった
最初にやることは1つだけです。電力会社の明細で、去年の1月分の請求額を確かめてください。 その金額が、今年の冬の目安になります。
冬の電気代は、毎年必ずやってきます。夏の安い月に、冬の分を少しずつ取っておく。 それだけで、1月の請求を見たときの気持ちが変わります。
正直に言うと、夏の2倍の使用量を見たときは、冬は光熱費がかさむものだと分かっていても、節電を心がけなければと思いました。それでも、家の中で家族にジャンパーを着て過ごさせるようなことはしたくありません。節約と暮らしやすさの「いい塩梅」を探すことにしました。
我が家は、昼間はリビングで過ごす家族が多く、夕方から食後は、それぞれが自分の部屋で過ごします。朝も各部屋で暖房をつけます。「寒くても暖房をつけるな」とは言っていません。家族に伝えているのは、部屋にいないときはつけっぱなしにしないことと、エアコンの設定温度を18〜20度くらいにすることの2つだけです。電気代のために、家族に無理な我慢はさせないようにしています。
冬の請求を見るたびに、家族に「暖房を控えて」と言いたくなる方へ。我慢を頼むより、つけっぱなしと設定温度の2つだけ決めておくほうが、家の空気もぎすぎすしません。 寒い季節を、家族みんなが気持ちよく過ごせますように。
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