就職から住宅購入まで、人生の節目ごとに保険を積み上げた結果、気づけば月7万円の保険料を払っていました。
「安心を買っているから」と思っていたのに、実態は「不安を積み上げて保険料を払い続けていた」だけでした。
FP3級を学んで初めて知った「必要保障額の正しい考え方」——これがわかった瞬間から、保険の見直しが怖くなくなりました。
「必要保障額」の正しい考え方
必要保障額の計算式は、シンプルです。
必要保障額 = 将来必要な支出 − 公的保障 − 職場保障 − 自分の貯蓄
「全額を民間保険で備える必要はない」と気づくことが、最初の大きな転換点です。
確認すべき「2つの公的保障」
① 遺族年金
会社員であれば、遺族基礎年金+遺族厚生年金が遺族に支給されます。特に遺族厚生年金は「平均標準報酬額×0.005481×加入月数×3/4」で概算でき、思ったより大きな金額になります。
② 死亡退職金相当額
職場の就業規則を確認すると、死亡時に退職金相当額が支給されるケースがあります。これを知った瞬間、「数千万円単位の保険が削れる」と気づきました。
実際の見直し結果
| 項目 | 見直し前 | 見直し後 |
|---|---|---|
| 死亡保障 | 約1億円 | 3,000万円 |
| 入院日額 | 約5万円/日 | 1万円/日 |
| 月々保険料 | 約7万円 | 約2万円 |
見直しの鍵は3つです。
- 必要保障額を計算する(将来支出 − 公的保障 − 職場保障 − 貯蓄)
- 住宅ローンの「団信」との重複を除外する(団信でローン残高は全額免除)
- 収入保障保険(三角形型)で不足分だけ補う(年齢とともに保障額が減少し割安)
生命保険を整理した後に「次に見直すべき保険」
死亡保障・医療保険の整理が終わった後、多くの方が見落としているのが「財産を守る保険」の見直しです。
火災保険:何年も更新し続けていませんか?
住宅ローンがある方は加入必須の火災保険ですが、「最初に入ったときのまま」という方が大半です。
保険会社によって補償範囲や保険料は大きく異なります。一括見積もりサービスで同条件のまま比較すると、年間数千〜数万円の差が出ることも珍しくありません。
見直しのポイント:
- 建物の構造(木造・鉄骨・RC造)で保険料が変わる
- 水災補償の要否は立地・ハザードマップで確認
- 地震保険は火災保険とセット(別途加入必要)
自動車保険:2台持ちは一括見積もりで見直す
車の任意保険は毎年更新されますが、「ずっと同じ会社」という方が多い。
2台の保険を一括見積もりで比較し直したところ、月6,700円の削減に成功しました。対人・対物無制限は外さずに、車両保険の設定を調整するだけで大きく変わります。
弁護士費用特約の重複に注意
弁護士費用特約は2台に加入しても補償が重複するだけ。1台分で十分です。
保険見直しのステップまとめ
| ステップ | 内容 | 優先度 |
|---|---|---|
| ① 保険証券を全部出す | 死亡保障・月額保険料を把握 | 最初にやる |
| ② 公的保障を確認する | 遺族年金・高額療養費を知る | 次にやる |
| ③ 必要保障額を計算する | 本当に必要な額を算出 | 核心 |
| ④ 生命・医療保険を整理する | 過剰な特約・貯蓄型を見直す | 最も効果大 |
| ⑤ 火災・自動車保険を見直す | 一括見積もりで比較 | 忘れがちで大事 |
保険見直しは「知識が9割」です。まず保険証券を1枚だけ机の上に出してみてください。