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固定費削減、ポイ活、ふるさと納税、NISA。このブログで書いてきた家計改善を全部やると、あるところで気づきます。
「節約の伸びしろは、いつか尽きる」
支出の最適化が一巡したら、次に見直すべきは収入側です。とはいえ40代の転職は「今さら動けるのか」という不安が先に立ちます。
ここで最初に、正直にお伝えしておきます。
私自身は、40代で転職して年収を上げた経験がありません。 ですのでこの記事は成功体験談ではなく、40代が年収を上げるための選択肢を、家計ブログの目線で調べて整理した記事です。「私はこうして年収が上がりました」という話を期待して来られた方は、期待に沿えません。
ただ、まったくの部外者かというとそうでもありません。私は約20年勤めた公務員の職を離れ、いまは事務職のパートと副業のWEBライターという形で働いています。 年収を上げるための転職ではありませんでしたが、「一つの収入源に乗り続けるのをやめた」という選択はしています。
その立場から言えることが一つあります。収入を変える方法は転職だけではない、ということです。この記事では転職の3ルートに加えて、その視点も含めて整理します。
📋 この記事でわかること
- 40代転職市場のリアル(不利な点と有利な点)
- 年収を上げやすい3つの現実的ルート
- 転職以外に「収入を増やす」第4のルート
- 在職中にやっておくべき準備と情報収集
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40代転職のリアル:不利なのは「未経験ポテンシャル枠」だけ
まず現実を直視します。40代転職で厳しいのは、若手と同じ「ポテンシャル採用」の土俵で戦うことです。逆に、次の土俵では40代はむしろ有利です。
| 土俵 | 40代の勝ち目 |
|---|---|
| 未経験・ポテンシャル枠 | 厳しい(20代と競合する) |
| 経験を活かす同職種・同業界 | 有利(即戦力+マネジメント経験) |
| 人手不足産業の実務職 | 有利(年齢より安定稼働が評価される) |
| 専門スキル職(IT等) | スキル次第で年齢の壁が薄い |
つまり40代の転職戦略は「若返り競争」ではなく、「経験が高く売れる市場を選ぶこと」に尽きます。
ルート1:経験職種のまま「業界」を変える
年収は「何ができるか」より「どの業界にいるか」で決まる部分が大きいです。同じ経理でも、利益率の高い業界に移るだけで年収レンジが変わります。
- 自分の職種スキルは維持(即戦力性を担保)
- 業界だけを、給与水準の高い方へスライド
- マネジメント経験があれば管理職採用も視野
「職種は変えず、業界を変える」は40代転職の王道です。
ルート2:人手不足産業で「安定×手当」を取りに行く
華やかさより実利を取るルートです。製造業は全国的に人手不足が続いており、40代・未経験でも門戸が広い数少ない業界です。
- 寮・社宅完備の求人が多く、住居費という最大の固定費を圧縮できる
- 交替勤務手当・残業代が明朗で、額面が読みやすい
- 大手メーカー系の現場は法令遵守・安全管理がしっかりしている
求人によっては「単身で赴任して家族に仕送り」という働き方も選べます。教育費のピークを乗り切る手段として紹介されることがありますが、これは家族の生活が丸ごと変わる選択です。我が家は単身赴任をしたことがないので実感としては語れませんが、金銭面だけで判断していい話ではないと思います。検討するなら、まず家族と話すところからです。
📌 1分でわかる 40代の収入を変える4つのルート
- 戦い方を間違えない:40代は若さで競わない。「経験が高く売れる市場」を選ぶのが前提
- ルート1|職種はそのまま、業界を変える:即戦力性を保ったまま給与水準の高い業界へ。40代転職の王道
- ルート2|人手不足産業:40代・未経験でも門戸が広い。寮・社宅付きなら住居費という最大の固定費ごと圧縮できる
- ルート3|IT経験者:マネジメント経験のある40代は市場の奪い合い。まず自分の値段を知る
- ルート4|転職しない:収入源を2本にする。副業は失敗しても失うものがないので先に試せる
- 順番が大事:収入増は確実ではない。先に固定費を削り切ってから攻めるほうが安全
ルート3:IT経験者は「ハイクラス特化」で市場価値を測る
IT業界に経験がある方は、40代でも年収の天井が高いルートです。エンジニア不足は構造的で、マネジメント経験のある40代エンジニアはむしろ市場の奪い合いになっています。
ハイクラス特化の転職支援なら、非公開求人と年収交渉のプロが付きます。「今の自分にいくらの値が付くのか」を知るだけでも、キャリアの判断材料になります。
💡 転職サービスへの登録は「転職の意思決定」ではありません。市場価値の定点観測ツールとして、在職中に登録しておくのが正しい使い方です。
ルート4:転職しない。収入源を「増やす」
ここは私が実際に選んだ道なので、少し具体的に書きます。
40代で収入を変えたいとき、選択肢は「今より条件のいいところへ移る」だけではありません。「今の収入に、別の収入を足す」という方向もあります。
私は約20年勤めた職を離れたあと、事務職のパートと、副業のWEBライターという組み合わせにしました。1本の太い収入から、2本の細い収入へという形です。
正直に言うと、収入は増えていません
先に弱点を書きます。この選択で年収が上がったわけではありません。 むしろ、公務員時代の安定した給与と比べれば、収入は下がりました。ここを美化するつもりはありません。
では何が変わったのかというと、「収入がゼロになる怖さ」の形が変わりました。
一つの勤め先にすべてを預けていると、そこが傾いたときに家計は全部止まります。収入が2本あれば、片方が減っても即座に全滅にはならない。金額の問題ではなく、構造の問題です。
副業が40代に向いている理由
そしてもう一つ、実際にやってみて分かったことがあります。副業は、転職と違って「失敗しても失うものがない」ということです。
- 転職 → 合わなかったら、前の職場には戻れない
- 副業 → 合わなかったら、やめればいいだけ
40代で「動きたいけど怖い」と感じている人にとって、先に試せるのは副業のほうです。副業をやってみて手応えがあれば本業を変える判断もできますし、なければ今の場所に留まる理由がはっきりします。
どちらにしても、動く前に情報を持っているほうが強い。それは転職も副業も同じでした。
ただし、始める前に確認することが2つあります
「失うものがない」と書きましたが、手順を踏まなかった場合は別です。ここだけは先に潰しておいてください。
⚠️ 副業を始める前のチェック
1. 勤務先の就業規則を読む
副業の扱いは会社によってまったく違います。全面禁止・許可制・届出制・完全自由のどれなのかを、まず就業規則で確認してください。許可制や届出制なら、黙って始めるのが一番まずい対応です。公務員は法律で原則禁止(国家公務員法・地方公務員法)なので、ここはとくに慎重に。私自身が公務員だったので、この線引きの厳しさは実感しています。
2. 住民税の納付方法を知っておく
副業の所得は住民税に反映されるため、何もしないと勤務先に通知される住民税額が変わります。確定申告のときに住民税の徴収方法を「自分で納付(普通徴収)」に指定できる場合がありますが、副業がアルバイトなど「給与所得」だと普通徴収を選べないことが多い点に注意してください。
※取り扱いは自治体によって異なります。心配なら、お住まいの市区町村の住民税担当課に確認するのが確実です。
念のため書いておくと、これは隠すためのテクニックの話ではありません。 規則を守ったうえで、余計な誤解を生まないための手順です。
動く前の準備:在職中にやるべき3つのこと
準備1:家計の「最低防衛ライン」を数字で把握する
転職には収入の谷間リスクがあります。我が家の月の最低生活費はいくらか、生活防衛資金は何か月分あるか。この数字が明確なら、転職の意思決定は「賭け」ではなく「計算」になります。
準備2:職務経歴の棚卸しを「数字」でやる
40代の職務経歴書は、担当業務の羅列では戦えません。「何人のチームを回したか」「コストを何%削減したか」。数字で語れる実績を、記憶が新しいうちに書き出しておきましょう。
準備3:耳で業界研究を続ける
通勤時間はキャリアの勉強時間に変えられます。業界研究・キャリア論・面接対策の本は、Audible(オーディブル)の聴き放題対象にも多くあります。
年収アップは「最強の家計改善」です
最後に、家計ブログとしての本音を書きます。
我が家は固定費の見直しで年約95万円を削りました。ただ、あれは相当な作業量でした。契約を一つずつ洗い出して、比較して、解約や乗り換えの手続きをして——を何ヶ月もかけてやっています。
一方で、転職して年収が60万円上がれば、同じくらいの効果が一度で手に入ります(税・社会保険料の増加分を差し引いても)。しかも上がった年収は、その後も毎年続きます。節約と違って、やり直す手間がかからないのが収入側の強みです。
ただし、ここは正直に付け加えます。節約は確実に効き、転職は確実ではありません。 削った固定費は必ず手元に残りますが、転職で年収が上がる保証はどこにもない。だから順番としては、まず確実に効く節約を一巡させてから、収入側を見に行くのが安全だと思っています。このブログが節約の話から始まっているのは、そういう理由です。
節約は守り、収入を変えるのは攻め。 どちらが上でもなく、順番の問題です。そして上がった収入の行き先を、生活水準ではなく積立にすることさえ守れれば、老後の景色は変わります。
💡 攻めに出る前に、守りを終わらせておく
転職も副業も、成果が出るかどうかは動いてみないと分かりません。先に確実なほうを終わらせておくと、収入側の挑戦に落ち着いて臨めます。我が家が年約95万円を削った順番と、項目ごとの実額をまとめました。効果が大きく手間が少ない順に並べてあります。
👉 月10万円の固定費を断捨離した40代のリアル|やめてよかった全リストを読むまとめ:40代の年収アップは「経験が高く売れる市場」を選ぶゲーム
- 40代が不利なのはポテンシャル枠だけ。経験を活かす土俵ではむしろ有利
- 王道は「職種そのまま業界チェンジ」
- 実利重視なら寮付き製造業、IT経験者はハイクラス特化へ
- 転職しない第4のルートもある。 副業は失敗しても失うものがなく、40代が先に試しやすい
- ただし副業を始める前に、勤務先の就業規則と住民税の納付方法だけは確認しておく
- 在職中に生活防衛資金の確認と職務経歴の数字化を
- 節約は確実に効き、転職は確実ではない。まず節約を一巡させてから収入側へ
- 増えた収入は生活水準ではなく積立へ
情報収集にリスクはありません。登録したからといって、動く義務が生まれるわけでもありません。まずは自分の市場価値を確認するところから始めてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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