「なんとなく、このままでいいのだろうか?」

そんな漠然とした不安を抱えながら、日々の家計と向き合ってきました。FP3級に合格したのは2025年8月。3月に勉強を始めてから約5か月。最大の変化は「合格した後」に訪れました。

教科書で学んだ知識を、自分の家計という「実物」に当てはめた瞬間から、数字が動き始めたのです。結果として、年間約95万円の余剰資金を生み出すことができました。


FP3級で「見えなかった死角」が見えた

高額療養費制度と付加給付——「3割負担でお得」だけではなかった

FP3級の教科書で高額療養費制度を学んだとき、それまでの常識が大きく覆されました。「病気になると医療費が3割になるからお得」という程度だった認識が変わりました。

高額療養費制度は月ごとの医療費が一定額を超えると、超えた分が後から戻ってくる仕組みです。さらに職場の健康保険組合によっては「付加給付」という仕組みがあり、実質的な自己負担額が月2〜3万円程度に収まるケースもあります。

「入院したらお金がかかる」という恐怖から月数万円を払い続けていた保険は、公的保障の実態を学んだ瞬間に「過剰」だったとわかりました。

「払済保険」の落とし穴——言われるがままに契約していた10年間

担当者から「払済にすれば保障はそのまま」と説明されていた保険が、実際には保障額が大幅に下がっていたことをFP3級の学習で初めて理解できました。

知識がなければ、疑うことすらできない——それがいちばん怖いことだと気づきました。


合格への学習メソッド

  • テキスト:「みんなが欲しかった!FP3級の教科書」+「問題集」(TAC出版)
  • YouTube:ほんださん/FPキャンプさん・なかちさんの解説で耳から理解を補強
  • スプレッドシート:保険の一覧表を作成。IRR(実質利回り)を計算して数字で判断

スプレッドシートで保険を一覧化した瞬間、「感覚」が「数字」に変わりました。その変化が決断を後押ししてくれました。


FP3級の知識を「行動」に変えた具体的な手順

保険見直し:感情から数字へ

死亡保障(1億円→3,000万円)・入院保障(5万円/日→1万円/日)・貯蓄型保険(解約)

必要保障額=将来支出 − 公的保障 − 職場保障 − 貯蓄。この計算式を知ったとき、我が家の保険が「感情で加入した過剰な保障」だったとわかりました。

月7万円の保険料が月2万円へ。年間60万円の削減です。

火災保険の見直し:住宅保有者が忘れがちな「聖域」

生命保険を整理した後に気づいたのが、長年見直していなかった火災保険でした。一括見積もりサービスを使うことで、補償内容を維持したまま保険料を比較できます。

自動車保険の見直し:更新のたびに比較する習慣を

車の保険は毎年自動更新されますが、一括見積もりで比較した結果、月6,700円の削減に成功しました。「同じ補償で安くなる」——試してみなければわからない事実です。


浮いたお金を「働かせる」仕組みを整える

固定費削減で生まれた資金をそのままNISA積立に回す仕組みを作るために、ネット銀行+証券口座の連携が重要です。

同じグループのネット銀行と証券口座を組み合わせると、銀行口座にあるお金が自動的に証券口座に移動し(スイープ機能)、毎月の積立が自動化できます。

さらに、クレジットカードでの積立設定でポイントが貯まります。楽天カードで楽天証券の積立、三井住友カードでSBI証券の積立——どちらも月の積立に対してポイント還元があります。


まとめ:FP3級は「取った後」から本当のスタート

  • 気づく力:公的保障・払済保険の落とし穴など「知らなかった事実」を発見
  • 可視化する力:スプレッドシートで保険料・必要保障額を数字にして決断を後押し
  • 伝える力:家族に根拠のある言葉で説明し、一緒に動ける

まずは今日、YouTubeでFP3級の動画を1本見てください。そこからすべてが始まります。